理事選任・辞任及び補欠選任の件(総務政務官発言)  参議院総務委員会-1 2001年10月16日

理事選任・辞任及び補欠選任の件(総務政務官発言)  

153-参-総務委員会-1号  2001年10月16日

              

○委員長(田村公平君) ただいまから総務委員会を開会いたします。
 議事に先立ち、ごあいさつを申し上げます。
 去る九月二十七日の本会議におきまして総務委員長に選任されました田村公平でございます。
 本委員会は、行政制度、公務員制度、地方行財政、選挙、消防に加え、情報通信や郵政事業など、国民生活に密接にかかわる重要な事項を所管する委員会であり、その委員長たる職責はまことに重大であると痛感いたしております。
 委員長といたしましては、委員各位の御指導、御協力を賜り、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存でございます。
 何とぞよろしくお願いいたします。
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○委員長(田村公平君) まず、委員の異動について御報告いたします。
 去る九月二十六日、弘友和夫君及び鶴岡洋君が委員を辞任され、その補欠として魚住裕一郎君及び木庭健太郎君が選任されました。
 また、去る九月二十七日、溝手顕正君、入澤肇君、岩井國臣君、大仁田厚君、加治屋義人君、関谷勝嗣君、常田享詳君、輿石東君及び山根隆治君が委員を辞任され、その補欠として私、田村公平並びに谷川秀善君、山内俊夫君、狩野安君、沓掛哲男君、日出英輔君、森元恒雄君、伊藤基隆君及び内藤正光君が選任されました。
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○委員長(田村公平君) 次に、理事の選任を行います。
 去る八月八日の本委員会におきまして、一名の理事につきましては、後日、委員長が指名することとなっておりましたので、本日、理事に景山俊太郎君を指名いたします。
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○委員長(田村公平君) 次に、理事の辞任についてお諮りいたします。
 高橋千秋君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(田村公平君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 理事の辞任及び委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(田村公平君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に世耕弘成君、谷川秀善君及び伊藤基隆君を指名いたします。
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○委員長(田村公平君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会は、今期国会におきましても、行政制度、公務員制度、地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(田村公平君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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○委員長(田村公平君) この際、当面の諸課題について片山総務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。片山総務大臣。

○国務大臣(片山虎之助君) 総務委員会の御審議に先立ち、一言ごあいさつ申し上げます。
 総務委員会におかれては、法案の御審議等を通じ、総務省所管行政の推進に御理解と御尽力をいただいておりますことに厚くお礼を申し上げます。
 小泉内閣は、去る六月に閣議決定した今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太方針の中で示した七つの改革プログラムに基づき、政策手段及び実施時期を示した改革工程表を九月に策定したところであります。今後、これに基づき、経済、財政、行政、社会等の分野における聖域なき構造改革を具体的に推進していくこととしており、私としても引き続き所管行政の一層の改革に取り組む所存であります。
 総務省といたしましては、特に行政改革の推進、地方分権の推進、IT社会の構築等に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 行政改革につきましては、行政改革大綱等に基づき、行政改革担当大臣と連携しつつ、特殊法人等及び公益法人の抜本的改革、公務員制度の抜本的改革に取り組んでまいります。さらに、国家公務員の定員についてめり張りのきいた定員配置を進めるとともに、十年二五%純減を目指したスリム化を推進するなどの国の行政組織の減量、効率化や、さきの通常国会で成立した行政機関が行う政策の評価に関する法律の施行に向けた準備の着実な推進及び評価結果が予算、機構、定員に反映されることを重点とした取り組み、独立行政法人等も含めた情報公開制度の着実な整備、電子政府の実現などを通じた公正、透明で効率的な行政の推進に努めてまいります。
 なお、去る八月八日の人事院勧告及び意見の申し出を踏まえ、一般職及び特別職の国家公務員の給与改定並びに国家公務員及び地方公務員の育児休業制度等の拡充について所要の準備を進めているところであります。
 地方分権につきましては、国と地方の関係を見直し、地方公共団体の自主性、自立性を高める観点から、その積極的な推進に努めてまいります。特に市町村合併につきましては、内閣に設置された市町村合併支援本部において、去る八月、関係府省の五十八の連携支援策を盛り込んだ市町村合併支援プランを策定したところであります。今後、同プランに基づき、さらなる地方財政措置の充実、公共事業の優先採択、重点投資等の支援策の具体的な実施について、関係府省と連携を図りながら、市町村、地域住民や都道府県と一体となって積極的に取り組んでまいります。
 また、国、地方を通じる行財政改革の推進、地方歳出の効率化に徹するとともに、今後、経済の状況や将来の税制の抜本的改革の方向も見きわめつつ、税源移譲を含めた国と地方の税源配分の見直しなど、地方税財源の充実確保に向けて取り組んでまいります。特に法人事業税の外形標準課税については引き続き全力を挙げて早期実現を目指してまいります。さらに、証券市場の構造改革に資するよう株式等譲渡益課税に係る個人住民税制の改正を行いたいと考えております。
 IT社会の構築につきましては、e―Japan戦略に掲げられた五年以内に世界最先端のIT国家となることを目指して、その具体化を図るe―Japan重点計画及び平成十四年度の年次プログラムであるe―Japan二〇〇二プログラムに基づき、重点的かつ戦略的にIT施策を実施してまいります。具体的な政策課題としては、超高速ネットワークインフラ整備、放送のデジタル化、電気通信分野における新たな競争政策を着実に推進してまいります。また、コンテンツ流通振興や情報通信技術に関する研究開発の推進、IT社会の基本ルールの整備とともに、地域情報化の推進、対象者のレベルに応じたIT人材の育成、情報セキュリティー対策の推進、消防防災分野の情報化等にも取り組んでまいります。とりわけ、ネットワークインフラ整備に関しては、平成十七年度までのスケジュールや官民の役割分担を明らかにする観点から全国ブロードバンド構想を作成したところであり、これに基づいて今後集中的な取り組みを行ってまいります。
 また、電子政府、電子自治体につきましては、これによって実現される新しい行政サービスの将来イメージや、そのための取り組みのスケジュールの全体像を国民にわかりやすく示す電子政府・電子自治体推進プログラムを作成したところであり、関係府省等の協力を得つつその推進に集中的に取り組んでまいります。
 郵政事業につきましては、事業経営基盤の強化を図るとともに、地域における住民サービスの充実に取り組み、地域の発展に貢献してまいりたいと考えております。また、平成十五年中における国営の新たな公社への移行に向け、郵便事業への民間参入を含め、そのために必要な諸準備を着実に進めてまいります。
 消防行政についてでありますが、去る九月一日未明に発生しました新宿区歌舞伎町ビル火災にかんがみ、消防庁において、小規模雑居ビル火災緊急対策検討委員会の開催や消防審議会への諮問を行い、また、関係省庁間で十分な連絡調整を図りながら再発防止のための具体的検討を行っているところであります。
 なお、さきの参議院議員通常選挙に際し、職員が公職選挙法違反の容疑で多数起訴されたことは極めて遺憾であります。できるだけ速やかに事実を確認の上、起訴された職員等に対して国家公務員法に基づき厳正な行政処分をするとともに、管理監督の責任についても職責に応じ厳正に対処いたします。さらに、二度とこのような事態を起こさないよう、研修の実施、郵政監察の機能の活用などにより服務規律の保持の徹底を図り、再発防止に万全を期してまいります。郵政事業は国民の信頼の上に成り立つ事業であり、その信頼を損なうことのないよう全力を挙げて事業運営に取り組んでまいる所存であります。
 委員長を初め理事、委員各位の格段の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げ、以上、簡単ではございますが、私のごあいさつとさせていただきます。

○委員長(田村公平君) 次に、遠藤総務副大臣、小坂総務副大臣、山名総務大臣政務官、新藤総務大臣政務官及び山内総務大臣政務官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。遠藤総務副大臣。

○副大臣(遠藤和良君) 総務副大臣の遠藤和良でございます。
 小坂副大臣とともに引き続き片山大臣を補佐し、全力を尽くしてまいりますので、田村委員長を初め理事、委員の皆様の格段の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

○委員長(田村公平君) 小坂総務副大臣。

○副大臣(小坂憲次君) 総務副大臣の小坂憲次でございます。
 遠藤副大臣とともに片山大臣を補佐し、全力を尽くしてまいりますので、田村委員長を初め理事、委員の皆様方の格段の御指導、御鞭撻を心よりお願いを申し上げます。

○委員長(田村公平君) 山名総務大臣政務官。

○大臣政務官(山名靖英君) 総務大臣政務官の山名靖英でございます。
 新藤、山内両政務官とともに引き続き片山大臣を補佐いたしまして、全力を尽くしてまいる決意でございます。
 委員長を初め理事、委員の皆様の格別の御指導、御鞭撻を心よりお願いを申し上げます。

○委員長(田村公平君) 新藤総務大臣政務官。

○大臣政務官(新藤義孝君) 総務大臣政務官新藤義孝でございます。
 山名、山内両政務官とともに片山大臣を補佐いたしまして、職務を執行してまいりたいと存じます。
 委員長さん初め皆様方の御協力、御指導、御鞭撻、よろしくお願い申し上げます。

○委員長(田村公平君) 山内総務大臣政務官。

○大臣政務官(山内俊夫君) 去る九月二十一日に総務大臣政務官を拝命いたしました山内俊夫でございます。
 山名大臣政務官及び新藤大臣政務官とともに片山大臣を補佐し、全力を尽くしてまいりたいと思います。
 田村委員長を初め理事、委員皆様方の格段の御指導、御鞭撻を心からよろしくお願い申し上げます。(拍手)

○委員長(田村公平君) 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時十一分散会